みよしの方より相続に関するご相談
2021年02月05日
Q:遺産分割協議書を作る必要はあるのか行政書士の先生にご相談したいです。(みよし)
みよし在住の50代主婦です。先月、私の夫が他界しました。みよしで葬儀をすませ、現在は相続手続きを進めております。相続する財産としては、いくらかの預貯金です。夫は遺言書を遺していなかったため、相続について話し合う必要がありました。ただ、相続人は私と娘の2人だけでしたので、すでに相続に関する話し合いは済ませてあります。相続について調べていくと、遺産分割について話し合った際に遺産分割協議書を作ると記載されていたのですが、これは必ず必要なものなのでしょうか?また、今後遺産分割協議書があると良場面について具体的にお伺いしたいです。(みよし)
A:遺産分割協議書を作ることで、相続手続きがスムーズに進みます。
遺産分割協議書とは、遺産分割について相続人全員が話し合った際、合意した内容を書面にまとめたもののことです。遺産分割協議書があることで、名義変更等の手続きや、相続人間で争いが起きた際に内容を確認できる等のメリットがあります。相続について不安がある方なども、遺産分割協議書を作っておくことが安心材料となるでしょう。
ご相談者様の場合ですと、遺言書がないとのことなので、遺産分割協議書は作成することをおすすめします。今後の手続きがスムーズに進むだけでなく、今後もし、相続に関するトラブルが起きた際にも正式な書面があった方が良いと考えられます。たとえ相続人が二人だけであったとしても、トラブルが起きないとは限りません。
また、遺言書がない場合、遺産分割協議書を提出しないと手続きを進められないケースもありますので、下記に記載する内容を確認しておきましょう。
- 不動産の相続登記
- 相続税の申告
- 金融機関の預金口座が多い場合
(遺産分割協議書がないと、全ての金融機関の所定用紙に相続人全員の署名押印が必要) - 相続人間のトラブルが予想される場合
一方で、遺産分割協議書がいらないケースもあります。それが、遺言書が存在する場合です。その際、遺産分割は行いませんので、遺言書の内容に従って、相続手続きを進めていきます。また、そもそも相続人が一人しかいない場合も遺産を分割する必要がありませんので不要となります。
相続手続きは複雑で、分からないことも多いかと思われます。そのため、早めに専門家に相談することをおすすめします。それにより、安心してスムーズに手続きを進められるでしょう。遺産分割協議書を作成する際も同様です。相続の花笑みでは、相続についての専門家である行政書士が多数揃い、皆様のお悩みにお答えします。また、初回無料相談も行っておりますので、相続に関してご不明点等がございましたら、お気軽にご相談ください。みよしの皆様のご利用を心よりお待ちしております。